Area51のエフェクターは、どれも高品質で高い評価を受けています。
そのほとんど全ては40年以上前に制作されたデバイスの技術を積み重ねたものです。
ボードマウントではなくケースにマウントされたジャック、オーディオグレードのオペアンプ、トランジスタ、レジスタ、キャパシタ、シルバーベアリングソルダー、ハンドワウンドインダクタ……
こんなことを気にしないと感じる人もいるでしょう。しかしArea51にとって、これらは重要なことなのです。

Area51の目標は、常に対価に見合う最高の価値を提供することです。
昨今の“ブティック”ペダルは、自動化された機械や表面実装コンポーネント等を用いた構造が多くなっています。そして何より、全てが手作りではなくなっています。
これが、“ブティック”という言葉が冗談になってしまった理由でしょうか。

Area51は今でも古い方法を使っています。頑固者と呼ばれてもかまいません。昔ながらのスルーホールコンポーネントを全て手作業で制作します。ワウやThe Alienistに使用するインダクターも手作りです。
どの基準から見てもやり過ぎかもしれませんが、それがArea51です。

Area51はエフェクターという小さなデバイスを作るのが大好きですが、完成し、新しい所有者の手元に渡ったら、そのまま戻ってこないことを祈っています。
何年も完璧に機能するよう、高い耐久性と安定した作りとなることを望みながら、今でも手作りでペダルを制作しています。