One Control / BJF-S100 with FS-P3S
ワンコントロール / ビージェイエフエスヒャクウィズエフエスピースリーエス
One Controlの小型アンプヘッド、BJF-S100と専用フットスイッチFS-P3Sのセットモデルです。
●BJF-S100
One Control BJF-S100は、特に1960年代後半から80年代初期までのロックサウンドを支え、今でも“ロック”アンプの代名詞として語られる“プレキシ”ブリティッシュアンプサウンドを超小型、超軽量かつラウドに甦らせるアンプヘッドです。
ソリッドステートのプリアンプとクラスDパワーアンプを組み合わせることで、小型軽量かつラウドなトーンを実現しました。
アナログソリッドステート回路では、60年代から生産された真空管アンプヘッドのトーンをモデルに開発され、実際の真空管アンプヘッド全体と同様の動作をするよう作られています。単にプリアンプを再現しただけのものではなく、パワーアンプでの動作やフィードバックまでを再現しています。
また、当時のアンプと同時に使用されることの多かった“あの”テープエコーを再現した、最大600msのディレイを組みこみました。テープエコーのテープヘッド同様、フィードバックを繰り返すと音が暖かくなり、歪みが増えていきます。この暖かなトーンはプレイを邪魔せず、ギタートーンに奥行きを加えることができます。
BJF-S100のプリアンプセクションは2つのチャンネルで構成されています。Leadチャンネルは真空管アンプをプッシュしたときの歪みを作ります。単に似た音で歪むだけではなく、ギターのボリュームやタッチでコントロールできる表現力やプレイフィールまでを再現しています。
また、ゲインレンジをさらに広げ、“改造したアンプヘッド”の持つブラウンと呼ばれるトーンまでカバーします。
Rhythmチャンネルは、特に60年代後半ごろの伝説的なギタリストが使用したクリーントーンをモデルとしています。GAINを上げればブリティッシュなオーバードライブトーンを作ることもできます。
それぞれのチャンネルでMaster、Presence、トーンスタック、ディレイを個別に設定できるので、リズムとリードで最適な音色を作り、さらに奥行きを変えるように使うことも可能です。
BJF-S100は、最も一般的なスピーカーの1つとしてよく知られる“V30”スピーカーをはじめ、多くのブリティッシュスタイルのギターキャビネットで優れたトーンを作ることができます。特にCelestion G12MHやCelestion EVHスピーカーで最もポテンシャルを発揮します。
BJF-S100は、4Ωで100W出力となり、8Ωで66W、16Ωで30W出力となります。
●コントロール
Leadチャンネル
・GAIN:歪みの強さを調整します。高いゲインまでカバーします。
・MID:中域の音色を調整します。
・BASS:低域の音色を調整します。
・TREBLE:高域の音色を調整します。
・TIME:Leadチャンネルにかかるディレイのディレイタイムを調整します。
・LEVEL:Leadチャンネルにかかるディレイの音量を調整します。
・REPEAT:Leadチャンネルにかかるディレイのフィードバックを調整します。
・CLARITY:音色を少しブライトにして明瞭にします。
・BODY:音色の中低域を少し膨らませます。音色自体は大きく変わりません。
・PRESENCE:TREBLEよりもさらに高域の音色を調整します。
・MASTER LEAD:Leadチャンネル全体の音量を調整します。
Rhythmチャンネル
・GAIN:歪みの強さを調整します。高いゲインまでカバーします。
・MID:中域の音色を調整します。
・BASS:低域の音色を調整します。
・TREBLE:高域の音色を調整します。
・TIME:Rhythmチャンネルにかかるディレイのディレイタイムを調整します。
・LEVEL:Rhythmチャンネルにかかるディレイの音量を調整します。
・REPEAT:Rhythmチャンネルにかかるディレイのフィードバックを調整します。
・PRESENCE:TREBLEよりもさらに高域の音色を調整します。
・MASTER RHY:Rhythmチャンネル全体の音量を調整します。
CHANNEL:チャンネルを切り替えます。
●入出力端子
・INPUT:楽器やエフェクトボードからのケーブルを接続します。
・EFFECTS LOOP:プリアンプとパワーアンプの間にエフェクトを接続する際に使用するシリーズエフェクトループです。SENDからエフェクトのインプットに、エフェクトのアウトプットからRETURNにケーブルを接続します。
・PREAMP OUT:プリアンプからのシグナルを出力します。外部パワーアンプを使用したり、外部スピーカーシミュレーターを通してライン出力する際に使用します。ここにプラグを接続すると、SPEAKER設定からシグナルは出力されません。
・SPEAKER:スピーカーケーブルを接続します。30W/16Ω、66W/8Ω、100W/4Ωとなります。
・FS-P3B:One Control FS-P3フットスイッチ(別売)を接続します。
・FOOTSWICH(CHANNEL):チャンネル切り替えを制御するラッチスイッチを接続します。
・FOOTSWITCH(FX LOOP):エフェクトループのON/OFFを切り替えるラッチスイッチを接続します。
・FOOTSWITCH(DELAY):ディレイエフェクトのON/OFFを切り替えるラッチスイッチをモノラルケーブルで接続します。
・DC IN:専用のアダプターを接続します。
●スペック
・アウトプット:30W/16Ω、66W/8Ω、100W/4Ω
・各チャンネル独立したトーンスタック
・チャンネルごとに設定できるテープエコースタイルのディレイ
・ディレイエフェクト:フットスイッチによるON/OFF対応、最大600ms
・サイズ:26.5(W)×9.5(D)×8.5(H)cm(突起含まず)
26.5(W)×11.8(D)×10.3(H)cm(取っ手折りたたみ時)
・重量:1.76kg
●FS-P3S
One Control FS-P3Sは、One Control BJF-Sシリーズのアンプに直接接続できるフットスイッチです。
付属の専用ケーブルを使用し、BJF-Sシリーズのフットスイッチ端子に接続して使用します。
足元でエフェクトループのON/OFF、アンプのチャンネル切り替え、エフェクトのON/OFFを切り替えることができます。
別途電源を接続することなく、フットスイッチのLEDで現在の設定をひと目で確認することができます。
サイズ:11.0(W)×5.9(D)×5.8(H)cm 突起含む
重量:366g
付属ケーブル:3m
【 One Control 】
2010年3月11日。
将来、ストンプマーケットの歴史を変えることになるそのブランドは、小さくとも高らかな産声を日本であげました。
One Control(ワンコントロール)。
細部にまで拘った商品は、贅沢という言葉が一番しっくりくるでしょう。
徹底したユーザーフィードバックの拾い上げによる商品構築は、一番の遠回りに見えますが、実は一番の近道であると言うことを我々の商品によって実証できると確信しています。
これまでの製品を凌駕するその品質とスペックは、膨大な実験を繰り返して来たからこそと自負できます。
One Controlの前で、One Control以外の製品はまるで輝きを失ってしまうでしょう。
それはその他製品のせいではありません。
今までの全ての理論を覆してしまった我々の製品の責任なのですから。
One Controlを足元に置いて、歴史の証人になりましょう。
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