
種類 | オーバードライブ(ギター用) |
アダプター | 9~18Vセンターマイナス |
電池駆動 | 9V電池 |
コントロール | Vol.、Gain、Treb、Bass、Clean、クリッピングスイッチ、LOWトリムポット、HIGHトリムポット |
インオーシースリー ピュアドライブ |
"透明で美しいオーバードライブペダル " |
「トランスペアレント」という言葉がオーバードライブの音色を表すようになって久しいですが、本当の意味で「トランスペアレント」、つまり「透明」だと言えるオーバードライブはどのくらいあるでしょうか。 NOC3のPure Driveは、内部トリムポットを含めた4バンドイコライジング、クリーンサウンドミックスといったコントロールに、3モードのクリッピング切り替えを搭載したオーバードライブペダルです。 Pure Driveは高い反応性と、幅広い周波数レンジを持つオーバードライブです。ピッキングの強弱で簡単にクリーンサウンド~ドライブサウンドまでをコントロールできます。 それだけではなく、削るべき帯域はしっかり削られているため、はっきりとした歪みを作ることができ、クリーンミックスによってコードの分離感を高めることもできるようになっています。 3モードのクリッピング切り替えスイッチは、音色全体の風合いを切り替えます。歪みの質感を大きく変えるものではなく、「中間」「ダイナミクス」「コンプレッション」の3種類で、モード切替は最後の味付けのために使えます。 ●コントロール ・Vol.:Pure Drive全体の音量/ラウドネスをコントロールします。後段に接続したペダルをブーストしたり、アンプをプッシュさせることができます。 ・クリッピングスイッチ:このスイッチは、オーバードライブのキャラクターやコンプレッションをセットするものです。音色の感じ方や、ギターのヴォリューム設定、ピッキングの強弱などへの反応を変えることができます。クリッピングの違いは、クリーンに設定したアンプに接続したとき、最も違いが出ます。歪ませた状態のアンプや、他のペダルで歪みを作っている場合、クリッピングの違いは聞き取りにくいことがあります。 アップポジション 適度なダイナミクスとコンプレッションを持つセッティングです。最も一般的なセッティングがこのポジションとなります。より過激なゲインや、広いダイナミクスを求められるときには、他のポジションをお試しください。 センターポジション 最も広いダイナミクスと、大きなヴォリューム量を持つセッティングです。3つのポジションの中では、ゲインは控えめです。ギターのヴォリュームコントロールやピッキング強弱への反応性を高く設定できます。 ダウンポジション 最もスムースで高いゲインを持つポジションです。タイトな音色が特徴です。このポジションにすると多少音量が下がり、ゲインが上がります。前述のVolume Controlと併せてお使いください。 ・Gain:オーバードライブのゲイン、サステイン、倍音の出方を調整できます。 ・Clean:オーバードライブサウンドに、クリーンブーストされた原音をミックスすることができます。時計回りに回すことで、より和音の分離がよく、透明感があり、レスポンスの良い音色を作ることができます。ペダルに搭載されているトーンコントロールは、ここでミックスする原音を調整できるものではありませんのでご注意ください。 ・トーンコントロール(Treb、Bass、LOWトリムポット、HIGHトリムポット) Pure Driveのトーンコントロールは、外部ノブの「Treble」「Bass」コントロールと、内部の「LOW」「HIGH」トリムポットの4種類のコントロールから構成されています。これらのコントロールはオーバードライブサウンドにのみ作用し、Clean Controlでミックスする音色には作用しません。 Bass ![]() 低域~中低域の音色を調整します。このコントロールはクリッピングされる前の信号に作用します。時計回りに回して高いセッティングにすると、ゲインが低めで、ルーズな低域を持った太い音色を作ることができます。 逆に反時計回りに回して低いセッティングにすると、明瞭でタイトなオーバードライブサウンドとなります。言わば、音の「厚み」を調整するコントロールです。 Treb ![]() 2kHz以上の高周波数域を調整します。この帯域をカット、またはブーストすることができ、Bass Controlと併せてハイを補ったり削ったりすると音作りがやりやすくなります。 LOW ![]() ギターの持つ周波数レンジ内での低域をカット、またはブーストすることができるコントロールです。左回りに回せば低域をブーストして、より音にパンチを与え、右回りに回せば低域をカットしてよりスムーズな音色となります。 このコントロールは、裏蓋を開けてフットスイッチを手前にして右上側、「LOW」と書かれたラベルが貼ってあるトリムポットです。力を入れすぎると故障することがありますので、ドライバーで丁寧に回してコントロールしてください。 HIGH ![]() 極高周波数域を調整するコントロールです。右回りでハイカット、左回りでハイを強調します。このコントロールは、アンプ/ギターとペダルのマッチングを調整することができます。アンプがブライトすぎる場合は右回りに、キラキラした音色を作りたい場合は左回りに回します。 このコントロールは、裏蓋を開けて基盤中央、「HIGH」と書かれたラベルが貼ってあるトリムポットです。力を入れすぎると故障することがありますので、ドライバーで丁寧に回してコントロールしてください ●電源 Pure Driveはセンターマイナスの9~18VDCで動作します。これより低い電圧のアダプタを使っても故障はしませんが、出音が想定したものとは違ったものとなる場合がありますのでご注意ください。9V電池での使用も可能ですが、電池は長時間使用すると電圧が下がってしまいますので、出音を安定させるためにも、パワーサプライでの使用を推奨します。 |