【From German】JCA Pedals上陸!【オーバードライブ】

【From German】JCA Pedals上陸!【オーバードライブ】

ギタリストのみなさんこんにちは。暑さが厳しくなってきた今日この頃。あっという間に7月になり、今年も折り返しですね。

さて、今週の月曜日(2025/06/30)新商品が発売になりました。

ドイツからJCA Pedalsが上陸しました。JCA Pedalsではすべての工程が一人の手によって行われています。マスタービルドというやつですね。大量生産、ありきたりなサウンドではありません。

Texas Flood S.E.は、 SRV(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)のファーストアルバムのユニークなトーンを。

Machine Headは、 1970年代初頭の Ritchie Blackmore のトーンを。

JCA45は、JTM45のオリジナルが持つ、開放的で歯切れの良い、そして驚くほどダイナミックなサウンドを提供してくれます。

 

Texas Flood S.E.

今回紹介する3機種の中で一番使い勝手が良さそうなのがこちらのTexas Flood S.E.になります。SRVのファーストアルバム「Texas Flood」をリファレンスとして採用しています。SRVのサウンドの魅力はなんといっても、クリーンなサウンドでありながら、優れたサスティン性にあるといえるでしょう。濁りはなく常にクリアでダイナミック、なによりも「音楽的」です。ゲインを上げれば、ヴィンテージ・ロックやサザン・ロックの世界に浸ることができます。シングルコイルで魔法のようなサウンドを生み出すだけでなく、ハムバッキングとの相性も抜群です。

Machine Head

Machine Headは1972年ごろのリッチー・ブラックモアの伝説的なサウンドを再現しています。「Fireball」「Machine Head」「Made In Japan」といったアルバムは、今もなお究極のストラトサウンドの基準になっています。このMachine Headは【Ritchie in a Box】と呼ばれるほどにリッチーサウンドを再現しています。

ここでレビューを一つ紹介。

 

MACHINE HEADを手に入れて約6ヶ月、様々なアンプ(Fender 68 Custom Deluxe Reverb、Vibrolux Reverb、Li'l Dawg「Top Dawg」ハンドワイヤードBassman)でテストしてきました。70年代初頭のBlackmoreサウンドを出せるペダルを探していて、何年も探し続けてきましたが、ついに私のトーン探求は終わりました。MACHINE HEADと1977年製ストラトキャスター、Li'l Dawgアンプ(そしてFenderアンプ)を組み合わせると、Blackmore's Machine HeadLive from New Yorkのサウンドを完璧に再現できるだけでなく、 BurnStormbringerにも非常に近いサウンドが得られます。このペダルは、このサウンドを出すのに今まで使ったペダルの中で最高です。今まで色々なペダルを試してきましたが、どれも最高です:) Vox AC30/6TBにBSM HS-Cトレブルブースターを繋いだものよりもさらに良い音です。70年代初頭にブラックモアが使っていたセットアップとほぼ同じです。将来、もう一つ注文するかもしれません。(出典:https://j-c-audio.de/en/machine-head

 

大絶賛ですね。私もいろいろなエフェクターを見たり実際に音を聞いてきましたが、このエフェクターが一番リッチー・ブラックモアの音を作っていました。もっと早くに出会いたかった...!!という方続出だと思います。ぜひこのエフェクターを手に入れて、だれもが知っている『Smoke On The Water』のリフをかき鳴らしたいですね。

JCA45

NBAのユニフォームではありません。JCA45です。ヴィンテージMarshall JTM45のサウンドを再現しています。

このアイデアは、60年代のオリジナルJTM45を所有していた友人からヒントを得ました。彼は今でもこの宝物を売ってしまったことを後悔しています。以前、JTM45をエミュレートするペダルのプロトタイプを彼に渡したことがあります。もうどこにあったか忘れてしまっていたのですが、ある晩、彼から電話があり、忘れていたペダルの音がどれほど素晴らしく、彼の古いJTM45の音をどれほど忠実に再現しているかを熱く語ってくれました。彼はすぐに購入を希望し、このモデルを市場に出すよう勧めてくれました。彼は、すべてのギタリストがこのサウンドを気に入ると確信しているからです。最初は迷いましたが、ついにJCA45がここに!

JCA Pedalsのホームページから引用させてもらいました。なにやら凄そうなバックボーンをもっているペダルですね。『それっぽい』音がするペダルは数多く存在しますが、ここまで再現されているものはあまり見ない気がします。公式説明文からもその熱意が伝わってきます。

あとがき

筆者は今回の記事を書くにあたり、『〇〇の音を再現!』というキャッチコピーの商品がありふれている現状に疑問を持ちました。しっかりと再現されていればいいですが、ファーストセッションで、『あくまで〇〇風』、『それっぽい』という評価を自らが下してしまったときに、そのエフェクターは終わってしまう気がしてしまうんですよね。筆者の中の再現エフェクターというものは、いわゆる『企画もの』に感じてしまうわけです。それがいいか悪いかはさておき、販売店やメーカーも商売なわけで、『〇〇っぽいです!』とは書くわけにいかないんですよね。『〇〇サウンド』だったり、それこそ『完全再現』だったり。買ってみないと実際の音がわからないなんてことはざらにあったわけです。ただ現代においては、Youtubeなどで簡単に音を聞くことができます。(実際の音に調整が入ってるかもしれませんが)本日紹介したJCA PedalsもYoutubeにあがってますので音を聞いてみて納得の上ご購入いただければと思います。

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